組込みソフトウェアの信頼性

この投稿では、組込みソフトウェアの信頼性について説明致します。

組込み製品は、厳しい稼働環境に置かれる場合や耐久年数が長い場合があります。組込みソフトウェアは、信頼性を確保するために十分な検証を行ってから市場に投入します。しかし、市場で起きる状況を全て試験できるわけではありません。例えば、30日の長時間稼働試験を行って不具合がなくても市場で1万台×1日稼働させると不具合が生じる場合があります。よって、組込みソフトウェアは、長期間に亘り市場で不具合なく稼働した実績が一番の信頼性となります。
市場で信頼性を積み重ねたソフトウェアから変更する場合は、十分な設計と検証を行うようにしましょう。

次の例は、私が起こした不具合の例です。
次期ソフトウェア開発中に現行の製品のソフトウェアとソフトウェア仕様書の相違点を見つけたので、次期ソフトウェアをソフトウェア仕様書に合わせて変更し、不具合を発生させましたことがありました。
この場合、ソフトウェア仕様書を修正するか、または、仕様の再設計と十分な検証を行うべきでした。

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