この投稿では、機能安全仕様について説明致します。尚、機能安全規格ISO26262については多くの方が投稿しているので、この投稿では省きます。
機能安全仕様は、主に異常検知および診断NG判定、異常検知時のフェイルセーフと診断NG判定時のフェイルセーフの仕様です。システムブロック図のように機能安全仕様は設計元が発行します。ソフトウェアとして機能安全仕様は、次の通りです。
分類 | 機能安全が必要なソフトウェア機能 |
---|---|
MCU内部機能 | 割込み機能、タイマ機能、CPU、Core、RAM、FROM、EEPROMなど |
RTOS | Thread(Task)周期、Thread(Task)抜け、Stack、CPU負荷など |
補足)
仕様ではありませんが、品質管理およびプログラムコード、単体テストの網羅レベル、検証についてもISO26262には規定されています。しかし、プログラムコードおよび検証は、基本的に機能安全だからといって変わることはないと思います。単体テストの網羅レベルもASIL判定に関係なく必ずMC/DCレベルで行えばよいだけです。品質管理については、トレサビリティを行い、IATF16949に準拠していれば大きな問題はないと思います。