この投稿では、マイコンのキャッシュについて説明します。
マイコンのキャッシュは、CPUの変数や定数、命令コード、MCU機能レジスタへのアクセス時間を短縮するため、CPUがアクセスしたアドレスとRead/Write値(変数や定数、MCU機能レジスタ、命令コード)をキャッシュメモリに記憶し、記憶しているアドレスへアクセスされたとき、キャッシュメモリの値をCPUに返す機能です。
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キャッシュの注意ポイント
MCUによっては、CPUを介さずにDMAなどを用いてRAMの値を書き換えた場合は、キャッシュメモリに記憶されないので、RAMの値と異なる値を読み出すことがあります。MCUマニュアルをよく調べてください。
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