MAX6675

MAX6675は、Analog Devices(Maxim Integrated)製の温度センサIC ( ±0~+1024℃ )です。MAX6675のOSS-ECAL(電子部品抽象化レイヤのオープンソースソフトウェア:Open Source Software for Electronic Components Abstraction Layer)を提供致します。
MCUインタフェース:SPI

ご注意:このリソースの元の言語は英語です。 翻訳は概要を便宜的に提供するもので、機械翻訳を使用していることがあり、私たちは翻訳の正確性および妥当性につきましては一切保証いたしません。 また、実際の設計などの前には、必ず最新版Datasheetをご参照くださいますようお願いいたします。

MAX6675

概要

MAX6675は冷接点補償を行い、K型熱電対からの信号をデジタル化します。このコンバータは温度を0.25℃まで分解し、+1024℃までの読み取りが可能で、0℃から+700℃までの温度に対して8 LSBの熱電対精度を示します。 MAX6675は小型の8ピンSOパッケージで提供されます。

特徴

  • K熱電対出力の直接デジタル変換
  • 冷接点補償
  • シンプルなSPI互換シリアルインターフェース
  • 12ビット、0.25℃分解能
  • オープン熱電対検出

用途

  • インダストリアル
  • 家電製品
  • HVAC

OSS-ECAL仕様

API関数

etSTS oMAX6675( etCMD cmd, stMAX6675_O* rlt )

oMAX6675関数は、引数のコマンドcmdによってMAX6675の処理を実行するAPI関数です。

備考:

戻り値etSTSOSS-ECALステータスコード
eSTS_FIN正常終了
eSTS_ERR_MIN最小温度エラー(rlt.temperatureは最小温度)
eSTS_ERR_MAX最大温度エラー(rlt.temperatureは最大温度)
eSTS_ERR_COMMAND_CODEコマンド選択エラー
eSTS_ERR_SPI_OBJECTSPIオブジェクト選択エラー
eSTS_ERR_OTHERS_RUN他のコンポーネントが処理実行中
eSTS_ERR_HAL_OTHERS_RUN他のアプリケーションがHAL実行中
eSTS_ERR_HAL_SPIHAL SPIエラー
引数 INetCMD cmdOSS-ECALコマンドコード
eCMD_CONFIGMCUのSPI 通信設定コマンド

1. MCUのSPI 通信設定する
eCMD_READRegisterの値を読み込み、Registerの値を変換してrltに保存するコマンド

1. Registerの値を読み込む
2. 読み込んだ値を rlt.dummy および rlt.ti、rlt.id、rlt.ste に保存する
3. 読み込んだ値を温度に変換する
温度 = (Register b14-b3) / Gain
(Min, Max Limit)
4. 温度をrlt.temperature に保存する
引数 OUTstMAX6675_O* rltMAX6675からの受信データ
float32 temperatureRegister b14-b3 to float 温度[℃] 0.0~1023.75℃
uint8 dummyRegister b15 to bit0 ダミー
uint8 tiRegister b2 to bit0 THERMOCOUPLE
uint8 idRegister b1 to bit0 DEVICE ID(only 0)
uint8 steRegister b0 to bit0 STATE
etSTS oMAX6675_CONFIG(void)

oMAX6675_CONFIG関数は、MCUのSPI通信を設定するAPI関数です。

  1. MCUのSPI 通信設定する

備考:

戻り値etSTSOSS-ECALステータスコード
eSTS_FIN正常終了
eSTS_ERR_SPI_OBJECTSPIオブジェクト選択エラー
eSTS_ERR_OTHERS_RUN他のコンポーネントが処理実行中
eSTS_ERR_HAL_OTHERS_RUN他のアプリケーションがHAL実行中
eSTS_ERR_HAL_SPIHAL SPIエラー
etSTS oMAX6675_READ( stMAX6675_O* rlt )

oMAX6675_READ関数は、MAX6675のRegisterの値を読み込み、Registerの値を変換してrltに保存するAPI関数です。

  1. Registerの値を読み込む
  2. 読み込んだ値を rlt.dummy および rlt.ti、rlt.id、rlt.ste に保存する
  3. 読み込んだ値を温度に変換する
    温度 = (Register b14-b3) / Gain  (Min, Max Limit)
  4. 温度をrlt.temperature に保存する

備考:

戻り値etSTSOSS-ECALステータスコード
eSTS_FIN正常終了
eSTS_EXE実行中
eSTS_ERR_MIN最小温度エラー(rlt.temperatureは最小温度)
eSTS_ERR_MAX最大温度エラー(rlt.temperatureは最大温度)
eSTS_ERR_SPI_OBJECTSPIオブジェクト選択エラー
eSTS_ERR_OTHERS_RUN他のコンポーネントが処理実行中
eSTS_ERR_HAL_OTHERS_RUN他のアプリケーションがHAL実行中
eSTS_ERR_HAL_SPIHAL SPIエラー
引数 OUTstMAX6675_O* rltMAX6675からの受信データ
float32 temperatureRegister b14-b3 to float 温度[℃] 0.0~1023.75℃
uint8 dummyRegister b15 to bit0 ダミー
uint8 tiRegister b2 to bit0 THERMOCOUPLE
uint8 idRegister b1 to bit0 DEVICE ID(only 0)
uint8 steRegister b0 to bit0 STATE

File構成

フォルダ*ファイル概要
MAX6675_HALNAME_VERSION/samplesample.c (.cpp)サンプル・アプリケーション・プログラム
sample.hサンプル・アプリケーション・ヘッダ
MAX6675_HALNAME_VERSIONoMAX6675.c (.cpp)MAX6675用OSS-ECALプログラム
oMAX6675.hMAX6675用OSS-ECALヘッダ
MAX6675_ARDUINO.inoArduino用サンプル・アプリケーション・プログラム
oss_ecal.hOSS-ECAL 共通ヘッダ (Ver 01.00.00以降、AUTOSARはVer01.01.07以降)
oTypes.hAUTOSAR用typedefヘッダファイル
user_setting.c (.cpp)ユーザ設定定数・テーブル
user_setting.hユーザ設定ヘッダ
oHAL_i2c_stm32f4.cSTM32Cube FW_F4用HALプログラム
oHAL_i2c_stm32f4.hSTM32Cube FW_F4用HALヘッダ
readme.mdReadme
OSS-ECAL Terms of Use.txtOSS-ECAL利用条件

* HALNAMEはHAL対応表を参照してください。

HAL対応表

HALMCU*開発環境*HALNAME
Arduino 1.8.6ATmega2560
ATmega328P
Mega 2560 Rev3
Arduino Pro Mini 3.3V
ARDUINO
ARM Mbed 6.17.0STM32F401RESTM32 Nucleo-64 boardsMBED
Infineon ModusToolbox HAL Cat1 2.4.3CYBLE-416045-02CY8CPROTO-063-BLE PSoC 6 BLE Prototyping KitModusToolbox
NXP MCUXpresso SDK
iMXRT1051B_1052B
ksdk2_0
MIMXRT1052DVL6AIMXRT1050-EVKBiMXRT1051B1052B
Renesas SSP 2.4.0R7FS7G27H3A01CFCS7G2 SKSSP
STM STM32Cube FW_F4 V1.27.1STM32F401RESTM32 Nucleo-64 boardsSTM32F4
Debian(Linux) v2022.04TI AM335xBeagleBone Black – Rev CLinux

* 開発時のMCUおよび開発環境。
  同じHALであってもMCUや開発環境が異なると動作が合わない場合があります。

OSS-ECAL ダウンロード

OSS-ECALのダウンロードは、英語版OSS-ECALサイトからお願いいたします。なお、ダウンロードを行う際は、英語版OSS-ECALサイトにログインしてから操作してください。

組込み方法

ユーザプログラムにOSS-ECALを組み込む方法

ユーザプログラムに複数のOSS-ECAL(同じMCU機能の電子部品)を組み込む方法

ユーザプログラムに複数のOSS-ECAL(異なるMCU機能の電子部品)を組み込む方法

ユーザプログラムに複数同じ電子部品を組み込む方法

電子部品の入れ替えによるユーザプログラムへの影響低減方法

注意事項

サンプル版OSS-ECALは、優先順位の異なるThread(Task)や割込みで用いることを前提としていません。下記の例のような使い方はしないでください。

例)同じADCグループに各センサーが割り当てられ、優先順位が異なる処理でOSS-ECAL APIを実行すると、正しい値を取得できない場合があります。
ADC Gr0 Ch0 温度センサ AD22100A 100ms周期 Thread(優先順位低)で温度取込み
ADC Gr0 Ch1 圧力センサ MPX5999D イベント割込み(優先順位高)で圧力取込み

OSS-ECAL Japanese
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